CSVファイル編集のツールとして、Microsoft Excelを利用している場合、セルの中に数値を入力する際、先頭に入力された「0」が消えてしまいます。
これはExcelの仕様が原因のため、設定を変更する必要があります。
「0」が消える現象とは?
例えばセルの中に「001」という数字を入力するとします。
確定キーをクリックしたり、別セルへ移動すると、先頭の「0」が消えてしまいます。
上記を回避する方法として2種類の方法をご紹介します。
注意:こちらに掲載している方法はExcel 2016での設定方法となります。2015年9月より前にリリースされた製品については方法が異なる場合がありますので、下記方法にて解決しない場合は、お手数ですが、「Excel 0落ち」などでインターネット検索をお願いします。
1、文字列として入力する方法(オススメ)
入力された数値を文字列として扱うようにシートの設定を変更する方法です。
下記のように、列ごと選択することができますし、特定のセルだけを変更することも可能です。
A列を全て文字列として変更する方法を例とします。
A列を選択し、右クリックして「セルの書式設定」を開きます。
(画像はMacの操作となりますが、windowsPCでも同様の手順で設定できます。)
「セルの書式設定」で表示形式の分類を「標準」→「文字列」に変更してOKをクリックします。
これでA列が文字列として設定されました。
2、0の前に「’」を挿入して入力する方法
セルの先頭に「’(アポストロフィ)」を入力することで文字列として認識させることができます。
「’(アポストロフィ)」に続いて、数値を入力します。
入力した数値の先頭の「0」が抜け落ちることなく入力ができました。